アジア太平洋大学交流機構(読み)アジアたいへいようだいがくこうりゅうきこう

大学事典 の解説

アジア太平洋大学交流機構
アジアたいへいようだいがくこうりゅうきこう

高等教育分野における政府ならびに非政府代表からなる任意団体。1991年にアジア太平洋地域の高等教育機関間の学生・教職員交流促進することを目的に発足した。1998年にUMAP憲章が採択され,日本にUMAP国際事務局が設置された。その後,2006年にタイ,2011年に台湾が事務局を引き継いでいる。2013年現在,UMAP正会員国は日本,タイ,台湾をはじめ計16ヵ国である。UMAPはアジア太平洋諸国間の学生交流の促進に加え,UMAP単位互換制度(UCTS)普及に努めてきた。さらに2008年には独自のオンラインシステムを開発し,学生交流事業を開始した。その他,共同研究事業の支援や副学長フォーラムの開催等にも取り組んでいる。2013年にはUCTSへの新たな概念の導入を計画し,UMAP参加大学間の単位換算を大幅に簡素化し,質保証の伴った学生交流の促進を目指している。
著者: 堀田泰司

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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