アクラビク(英語表記)Aklavik

デジタル大辞泉 「アクラビク」の意味・読み・例文・類語

アクラビク(Aklavik)

カナダ、ノースウエスト準州北西部の集落マッケンジー川デルタ西端に位置する。20世紀初めにハドソン湾会社が開いた交易所に起源する。空港があり、夏には航路が通じる。アクラービク。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクラビク」の意味・わかりやすい解説

アクラビク
Aklavik

カナダ,ノースウェスト准州西部の一集落。マッケンジー川三角州の西端に位置する。 1912年,ハドソン湾会社が毛皮交易所を設置した。イヌイット (エスキモー) の言葉で「クマのいる場所」の意。気象観測所,無線局のほか,アングリカン・チャーチ司教区がおかれている。わずかな穀物,野菜が栽培され,トナカイの飼養が行われている。住民の一部は,55年に,凍上現象がひどくなり,居住困難となったため 53km東寄りのイヌビクに移住した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アクラビク」の意味・わかりやすい解説

アクラビク
あくらびく
Aklavik

カナダ北部、ノースウェスト・テリトリーズ北西部にある集落。マッケンジー川左岸近くに位置し、空港があり、下流のイヌビクとともにこの地方の物資交換所となっている。人口632(2001)。夏は7月中旬から9月中旬までの2か月間で、汽船が通じるこの期間を利用し、周辺でトナカイの遊牧を営むイヌイットが集まって交易を行う。

[山下脩二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android