アギアソフィア聖堂(読み)アギアソフィアセイドウ

デジタル大辞泉 「アギアソフィア聖堂」の意味・読み・例文・類語

アギアソフィア‐せいどう〔‐セイダウ〕【アギアソフィア聖堂】

Agia SophiaΑγία Σοφία》ギリシャ北部の港湾都市テッサロニキにあるギリシャ正教教会。8世紀の建造とされ、バシリカ式とギリシャ十字式の中間的な平面構成をもつ。また、聖像禁止令の影響が強い、いわゆる暗黒時代におけるビザンチン建築の数少ない作例の一つとして知られる。9世紀、および12世紀に作られたモザイクが残っている。オスマン帝国時代にはモスクとして使用された。1988年に「テッサロニキの初期キリスト教ビザンチン様式の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android