アカルボース

化学辞典 第2版 「アカルボース」の解説

アカルボース
アカルボース
acarbose

C25H43NO18(645.61).放線菌Actinoplanes sp. SE 50の培養液から精製された無定形粉末.擬似オリゴ糖で強力なα-グルコシダーゼ阻害物質.1995年にアメリカ糖尿病肥満の治療薬として認可された.+147.2°(水).[CAS 56180-94-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「アカルボース」の解説

アカルボース

 (1) グルコースが四つ直鎖状に結合した四糖に類似した構造をもつ化合物で,α-グルコシダーゼの阻害剤として働き,消化管からの糖の吸収を阻害する効果がある.糖尿病患者に使われることがある.(2) デンプン二糖の消化を阻害する少糖複合体

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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