アイル・ロイヤル国立公園(読み)あいるろいやるこくりつこうえん(英語表記)Isle Royale National Park

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アイル・ロイヤル国立公園
あいるろいやるこくりつこうえん
Isle Royale National Park

アメリカ合衆国、ミシガン州北部、スペリオル湖上の約200の島々からなる国立公園。面積2314平方キロメートル。1940年制定。アイル・ロイヤル島が最大(543.9平方キロメートル)で、入園には船か飛行機を使う。アラスカ州デナリ(旧マウント・マッキンリー)国立公園を除く国内の国立公園のうちではもっとも自然がよく残されており、島内には湖、滝、川、入り江などが点在し、車の走れる道路もない。深い森林に包まれ、野生生物の天国でもあり、リスビーバーシンリンオオカミオオジカなどがよくみられる。ロッジやキャンプ場があり、美しい花をつける植物群や200種以上もの野鳥のさえずりのなかで、ハイキングボート遊びなどが楽しめる。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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