アイシン精機[株](読み)アイシンせいき

百科事典マイペディア 「アイシン精機[株]」の意味・わかりやすい解説

アイシン精機[株]【アイシンせいき】

トヨタ自動車系の自動車機能部品メーカー。1943年トヨタ自動車と川崎航空機(現川崎重工業)が共同出資し,東海飛行機として創業。1945年愛知工業に改称。1965年に新川工業を吸収合併し,現社名に改称。電子化技術開発を強化。1997年刈谷工場の火災により,トヨタ自動車の生産が3日間全面停止し,〈かんばん方式〉の脆さと,迅速な代替調整で,トヨタグループの弱さと強さを浮き彫りにした。2000年代には,トヨタ自動車の生産拡大とともに売上げ・利益とも伸び続けたが,2008年世界同時不況の直撃を受けて急落赤字計上した。本社愛知県刈谷市,工場刈谷,新豊ほか。2011年資本金450億円,2011年3月期売上高2兆2574億円。売上構成(%)は,ドライブトレイン43,ボディ17,ブレーキ・シャシー20,エンジン10,情報関連6,住生活関連その他4。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android