わざおぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「わざおぎ」の意味・わかりやすい解説

わざおぎ

身ぶり動作により神を招く意で,「俳優」の字をあてる。日本の芸能起源を示す語で,『古事記』『日本書紀』にみえる2つの芸能神話,つまり天岩屋戸の前で行なったアメノウズメノミコトの祈祷舞踊や,海幸山幸の条にみえる模倣芸能に現れている。のちには舞踊家,芸能人を,さらには役者演技者をさすようになり,一般に「はいゆう」と呼ばれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android