ろ(濾)過(読み)ろか

百科事典マイペディア 「ろ(濾)過」の意味・わかりやすい解説

ろ(濾)過【ろか】

固体粒子と液体との混合物多孔質のろ質(ろ材)に通して両者分離する操作。この場合の分離された固体をろ塊またはろ滓(ろさい)(ケーキ),ろ材を通った液をろ液という。ろ過が行われるためにはろ材の前後に圧力差が必要で,この圧力差の与え方により重力ろ過,真空ろ過加圧ろ過,遠心ろ過などに分けられる。工業上重要な単位操作の一つで,各種のろ過機がある。実験室ではふつう漏斗ろ紙を用いる。→限外ろ過

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栄養・生化学辞典 「ろ(濾)過」の解説

ろ過

 固体と液体の分離をする方法の一つで,紙や布で漉すこと.

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