よらし

精選版 日本国語大辞典 「よらし」の意味・読み・例文・類語

よら

〘形シク〙 好ましい。好都合である。似つかわしい。
古事記(712)中・歌謡「みつみつし 久米の子らが 頭椎(くぶつつ)い 石椎いもち 今撃たなば余良斯(ヨラシ)
[補注]語源については「よし(良)」の語幹「よ」に助動詞の「らし」のついたものとする説、「寄らし」で「近寄りたい」の意であり、「よろし(宜)」の古形であるとする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android