世界大百科事典（旧版）内のよもぎ餅の言及
【草餅】より
…ヨモギの葉をつきこんだ餅。《荆楚歳時記》によると，6世紀ごろの中国では3月3日にハハコグサの汁と蜜（みつ）を合わせ，それで粉を練ったものを疫病よけに食べる習俗があった。これが伝えられたのであろう，平安初期の日本でも3月3日の節供にはハハコグサ入りの餅をつくっていた。それがいつヨモギに変わったかは明らかでないが，三条西実隆は天文2年(1533)3月3日に〈蓬餅（よもぎもち）〉をもらったことを記録している。…
※「よもぎ餅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」