精選版 日本国語大辞典 「もんだ」の意味・読み・例文・類語
もん‐だ
〘連語〙 (「ものだ」の変化した語)
[一] 「もんだ」「もんじゃ」の形で用いる。
① =ものだ(一)①
② =ものだ(一)②
(イ) =ものだ(一)②(イ)
(ロ) =ものだ(一)②(ロ)
③ =ものだ(一)③
④ =ものだ(一)④
※息子(1922)〈小山内薫〉「かりにもお客だ。もうちっとやんはり口を利くもんだ」
⑤ =ものだ(一)⑤
※洒落本・伊賀越増補合羽之龍(1779)仲町梅音の段「おめへのよふな、あたまのいい子もねえもんだ」
※青年(1910‐11)〈森鴎外〉六「『さうかねえ』『さうかねえもないもんだ』」
[二] 「…もんではない」「…もんじゃない」、または、「…もんでもない」などの形をとる。
① =ものだ(二)①
※滑稽本・浮世床(1813‐23)二「イヤハヤ見られた物(モン)ぢゃァねへ」
② =ものだ(二)②
③ =ものだ(二)③
※雑兵物語(1683頃)下「味方だとて、ゆだんせないもんだ」
[補注]丁寧体では「もんです」となる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報