もんか

精選版 日本国語大辞典 「もんか」の意味・読み・例文・類語

もん‐か

連語〙 (「ものか」の変化した語) 文末活用語連体形を受ける。
① =ものか
反語を表わす。
(イ) =ものか②(イ)
洒落本・船頭深話(1802)二「才六(ぜへろく)め。夫をしらねへでつまるもんか」
(ロ) (「…があるもんか」の形で) =ものか②(ロ)
滑稽本浮世床(1813‐23)初「こんべらばア、長気ねへ、爰(ここ)へ来てしゃべる事があるもんかヱ」
③ 「…もんかどうか」の形で用いる。
(イ) (形容詞・形容動詞の連体形を受ける) =ものか③(イ)「本当に確実なもんかどうか、ちょっと心配がある」
(ロ) (「…たもんかどうか」の形で動詞を受ける) =ものか③(ロ)
④ (「…ないもんか」の形で動詞を受ける) =ものか
※あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉「どうかして、一所に居られるやうには成らないもんかネー

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「もんか」の意味・読み・例文・類語

もんか[終助]

[終助]終助詞ものか」の音変化。「ものか」よりくだけた言い方。「そんなことあるもんか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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