もやつく

精選版 日本国語大辞典 「もやつく」の意味・読み・例文・類語

もや‐つ・く

〘自カ四〙 (「つく」は接尾語)
物事が、ごたごたする。混乱する。ごたつく。もやくる。
評判記色道大鏡(1678)五「それ程にすける心のものは、身上もやつくとしるより」
② 心の中がもやもやする。気持が乱れる。もやくる。
※俳諧・其袋(1690)夏「雲の峰空に心のもやつきぬ〈桐雨〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「もやつく」の意味・読み・例文・類語

もや‐つ・く

[動カ五(四)]
むしゃくしゃする。むかむかする。もやくる。「胸に―・くものがあった」
物事がごたごたする。ごたつく。もやくる。
「魂据ゑて返事せろと―・く後に」〈浄・宵庚申

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