めかり(読み)メカリ

デジタル大辞泉 「めかり」の意味・読み・例文・類語

め‐かり

場面や状況を見計らって気を利かすこと。
「こんな時は―利かして」〈浄・宵庚申

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「めかり」の意味・読み・例文・類語

め‐かり

〘名〙 (一説に「めりかり(減上)」の変化した語という)
① 場面、状況を見定める才知機転。目はし。臨機応変
浮世草子傾城禁短気(1711)五「是にも目かりがあって、かのそしる噂を聞ても、耳塞いで聞かぬ顔して」
② さしつかえ。きがね
歌舞伎処女翫浮名横櫛(切られお富)(1864)中幕「何もめかりはござりませぬが」
③ 目を一方に向けること。目をちらりと動かすこと。目くばせ。ながし目。〔観智院本名義抄(1241)〕

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