ぽんびき

精選版 日本国語大辞典 「ぽんびき」の意味・読み・例文・類語

ぽん‐びき

〘名〙 (「ぽんぴき」とも)
相手の土地不案内などにつけこみ、甘言をもってだまし、所持金を奪ったり婦女子をかどわかしたりすること。また、その者。
慊堂日暦‐天保二年(1831)八月二三日「ポン引き〈略〉都下兇人騙人之自外州都、無資無主者売為奴碑、名曰ポン引
② 売春宿に客を誘い連れこむ客引き
※二十歳(1933)〈川端康成〉「喜んでついて行くと、〈略〉監獄部屋のやうなもので、老人はぽん引きなのだった」
③ 株屋街で、しろうとの客をだまして、いいかげんな株を売りつける者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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