ぽこぽこ

精選版 日本国語大辞典 「ぽこぽこ」の意味・読み・例文・類語

ぽこ‐ぽこ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
中空のものをたたく音を表わす語。
② 水が泡立って流れる音やそのさまを表わす語。また、連続して物や事が生じたり、押し寄せて来たりするさまを表わす語。
※青い海黒い海(1925)〈川端康成〉第一の遺言「嬉しい気持がぽこぽこ込み上げて来て」
③ ゆっくり歩く足音やそのさまを表わす語。また、軽やかに歩いたり、足を上げたりする音やそのさまを表わす語。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二「沓(くつ)をはいてポコポコと早足で」
④ くぼみや穴が多くあるさまを表わす語。ぽくぽく。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぽこぽこ」の意味・読み・例文・類語

ぽこ‐ぽこ

[副]
中空のものがたてる軽い音を表す語。「空箱ぽこぽこ(と)たたいて遊ぶ」
泡が次々と浮かび上がってくる音や、そのさまを表す語。「お湯が沸いてぽこぽこ(と)いってきた」
くぼみや穴がたくさんあったり、でこぼこしているさま。「ぽこぽこ(と)した金盥かなだらい
ぽくぽく2」に同じ。
「膝を―あげて兵隊式に歩いていた」〈康成童謡
[類語](1どんとんとんとんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽんぽんちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽくぽくちんちん

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