ぼくぼく

精選版 日本国語大辞典 「ぼくぼく」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ぼく

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① =ほくほく(一)①
※玉塵抄(1563)一九「ぼくぼくとあえうでおそいぞ。ことに足がなえては、一向のことぞ」
② =ほくほく(一)③
※踊之著慕駒連(1854‐61頃)「縫物するにもボクボク居睡り、折々目覚し」
砂地などが乾いているさまを表わす語。
※閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉公開せられた梅「海村の砂地、ボクボクして居るので、陰湿の気は少しも無い」
④ =ぽくぽく(一)③
我等一団と彼(1912)〈石川啄木〉三「ぼくぼくして皮の厚さうな、指の短い手」
[2] 〘形動〙 =ぼこぼこ(二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぼくぼく」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ぼく

[副](スル)
土などが乾いてやわらかく崩れそうなさま。「ぼくぼく(と)した土」
ほくほく3」に同じ。
「馬―我を絵に見る夏野かな」〈蕉翁句集〉

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