ほっくり

精選版 日本国語大辞典 「ほっくり」の意味・読み・例文・類語

ほっくり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① ふくよかなさま、性質のおだやかで円満なさまを表わす語。
史記抄(1477)一三「ほっくりとして、よい人ぢゃまでそ」
② 物が折れるさま、また、うなずいたり軽く礼をしたりするさまを表わす語。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三「ほっくり折れる吉野(ざし)
[2] 〘名〙 うなずくこと。軽く礼をすること。
洒落本田舎芝居(1787)序開「こっちから手まねぎをしれば、あっちからはほっくりを仕懸て」

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デジタル大辞泉 「ほっくり」の意味・読み・例文・類語

ほっくり

[副](スル)ほかほかとあたたかく、やわらかいさま。ほくほく。「ほっくり(と)したカボチャ
[類語]ほくほくほっこりほかほか暖かいあったか暖か温暖生暖かいぽかぽか温和ぬるいぬくい生ぬるいぬくぬくほやほや暖気ぬくみぬるみ暖まるぬくもるぬるむ暖める

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