ぶんぶん

精選版 日本国語大辞典 「ぶんぶん」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぶん

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 昆虫類の羽音を表わす語。
※四河入海(17C前)一二「只蚊の聚てふんふんと云ものぞと」
② 鋭く風を切り続ける音、物を勢いよく振り廻したり、機械などの回転したりする音を表わす語。
※枯菊の影(1907)〈寺田寅彦〉「凧のうなりがブンブンと聞えて居る」
[2] 〘名〙 (羽音から転じて) こがね虫。《季・夏》
洒落本・傾情知恵鑑(1783)「九夏三伏の夜は、紙帳をもってぶんぶんをいとひ」

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デジタル大辞泉 「ぶんぶん」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぶん

[副]
虫の羽音を表す語。「ぶんぶん(と)飛びまわる蜂」
物が繰り返し風を切る音を表す語。「バットをぶんぶん(と)振り回す」
[名]コガネムシの別名。 夏》「―をその来し闇へ投げいなす/梵」
[類語]ぶうんぷうんぶるぶるひくひくびくびくぴくぴく

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デジタル大辞泉プラス 「ぶんぶん」の解説

ぶんぶん

大分合同新聞社のキャラクターミツバチモチーフ

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