ぶらぶら病(読み)ぶらぶらやまい

精選版 日本国語大辞典 「ぶらぶら病」の意味・読み・例文・類語

ぶらぶら‐やまい ‥やまひ【ぶらぶら病】

〘名〙 気鬱なやまい。とりたてて良くもならず悪くもならず長びいてはっきりしない病気江戸時代、多く労咳(肺病)もしくは気鬱症、恋わずらいなどをいう。ぶらぶらわずらい。ぶらやまい。ぶらりやまい。ぶらりやみ。ぶらぶら。ぶら。
※俳諧・江戸八百韻(1678)木何「宿おりすれば気の延る雲〈言水夕暮はぶらぶら病物ぞおもふ〈安昌〉」

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デジタル大辞泉 「ぶらぶら病」の意味・読み・例文・類語

ぶらぶら‐やまい〔‐やまひ〕【ぶらぶら病】

寝込むほどでもないが、どことなくぐあいが悪い状態が続く病気。
「殆んど一月にわたる―の後」〈蘆花不如帰

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