ふんだくる

精選版 日本国語大辞典 「ふんだくる」の意味・読み・例文・類語

ふん‐だく・る

〘他ラ五(四)〙 (「ふん」は接頭語)
① 乱暴に奪いとる。ひったくって取る。強奪する。ぶったくる。
滑稽本八笑人(1820‐49)二「サア是から本読におかかりなさるが、どいつでもぐっとでもぬかすと、百ふんだくるぞ」
② 強引に高い金額を払わせる。
※胸より胸に(1950‐51)〈高見順〉七「こういうキャバレーは凄く、ふんだくられるんじゃないかね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ふんだくる」の意味・読み・例文・類語

ふん‐だく・る

[動ラ五(四)]
力ずくで奪い取る。強奪する。ひったくる。「財布を―・られる」
強引に金を払わせる。「べらぼうな治療代を―・られた」
[可能]ふんだくれる
[類語]巻き上げるゆする奪う取る取り上げる分捕ぶんどかすめ取るもぎ取る引ったくるぶったくるさらっ攫う横取りする強奪する奪取する略取する略奪する収奪する簒奪さんだつする剝奪はくだつする吸い取る

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