精選版 日本国語大辞典 「ひよひよ」の意味・読み・例文・類語
ひよ‐ひよ
[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
※枕(10C終)一五一「にはとりのひなの〈略〉ひよひよとかしがましう鳴きて」
② 弱々しく動くさま、また、弱々しく見えるさまを表わす語。ひくひく。
※詞葉新雅(1792)「ヒヨヒヨト あえかに、ひはづに」
[2] 〘名〙
① (鳴き声から転じて) ひな。ひよこ。
※雑俳・柳多留‐初(1765)「ひよひよの内はていしゅにねだりよい」
③ =ひよめき(門)
※随筆・七種宝納記(1696)「ひよひよに鼻息あたれば、幼少の内ははなを垂(たる)るものなり」
④ 栗の実の小さいもの。〔訓蒙図彙(1666)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報