飼料作物病害図鑑 の解説 ひょう紋病(ソルガム・スーダングラス) 最近特に温暖地で発生が増えつつある糸状菌病。梅雨期に入ると下葉から小型の赤色または紫色の斑点を形成し、これが徐々に拡大する。ある程度広がると赤紫色の輪紋状病斑となり、ちょうど豹のまだら模様のようになる。病斑は大型で長さ0.5〜5cm、幅0.2〜5cmにもなる。多湿条件では葉の表面にピンク色の粘塊状の分生子塊を形成し、これが風雨などで飛散してまん延する。病斑が古くなると、罹病組織内に小さな菌核を形成して越冬し、翌年の伝染源となる。 出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報