ひょうまづく

精選版 日本国語大辞典 「ひょうまづく」の意味・読み・例文・類語

ひょうま‐づ・く

〘自カ四〙 (歴史的かなづかい未詳通常「ひゃうまづく」とするが、「ひょうげる」などと関連があるとすれば「へうまづく」か) 相手を小馬鹿にする。小馬鹿にしてちゃかす。おどける。ふざける。また、調子づく。
※咄本・百物語(1659)下「うたにあらず詩にもあらず、句にてもなしと口々につぶやき、ひゃうまづきてほめそやし、腹をかかへてわらひけるに」

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デジタル大辞泉 「ひょうまづく」の意味・読み・例文・類語

ひょうま‐づ・く

[動カ四]小馬鹿にしておどける。ちゃかす。
諫言申すがお気に入らぬか、―・いたる御詞」〈浄・千匹犬〉
[補説]歴史的仮名遣いは未詳。「ひゃうまづく」または「へうまづく」か。

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