ぱっと

精選版 日本国語大辞典 「ぱっと」の意味・読み・例文・類語

ぱっ‐と

〘副〙 「ばっと」とほぼ同意でやや軽い意味を表わす。
① =ばっと
浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)二「切立てられて軍兵共、〈略〉むらむらぱっと、迯ちったり」
② =ばっと
義経記(室町中か)五「後へぱっとのいて見れば」
③ =ばっと
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「お上着はパッとした宜(いい)引縞(しま)糸織で」

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デジタル大辞泉 「ぱっと」の意味・読み・例文・類語

ぱっ‐と

[副](スル)
またたく間に広がるさま。また、広げるさま。「破片ぱっと飛び散る」「デマぱっと広まる」
すばやく動作をするさま。また、瞬時物事が起こるさま。「ぱっとからだをかわす」「ぱっと電灯がつく」
はでで目立つさま。「あまりぱっとしない話」
[類語](2がばとがばっとむっくとむっくりむくりすっくしゃんとしゃっきりついとすいとつとすっとさっとふとふっと不意にわかはた身軽い身軽軽軽かるがる軽快かろやか簡捷かんしょうはしこいすばしこい素早い手早い敏速敏活迅速敏捷びんしょう手ばしこい手早速やか速い足早早足小走り機敏一瀉千里急ピッチ矢の如しはかばかしい目にも留まらぬひらりひょいひょいひょいぴょんぴょんぴょんてきぱきしゃきしゃききびきびずんずんクイックスピーディーハイペースちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっととつっとすたすた

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