ばくばく

精選版 日本国語大辞典 「ばくばく」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ばく

〘副〙
① 歯の抜けた老人の口の動くさまや、身につけるものなどが大きすぎて合わないさまなどしまりのないさまを表わす語。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)二「ばくばくするのが壱人と仲人いい」
タバコを勢いよくふかすさまを表わす語。
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉失意政治家「鼈甲羅宇(らを)長煙管(きせる)でバクバク燻(ふ)かして」
③ 物をさかんに食べるさまを表わす語。

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デジタル大辞泉 「ばくばく」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ばく

[副](スル)
しまりがないさま。衣服などが大きすぎて合わないさま。
タバコをしきりに吹かすさま。
盛んに物を食べるさま。ぱくぱく。「ドーナツばくばく食べる」
心臓鼓動が激しいさま。どきどき。「胸がばくばくする」
[類語](3ぱくぱくもりもりがぶっとがぶりぱくっとぱくりもぐもぐもごもごがつがつむしゃむしゃ

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普及版 字通 「ばくばく」の読み・字形・画数・意味

】ばくばく

広大。美しい。〔詩、大雅高〕寢り りてたり

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】ばくばく

草木の茂るさま。〔詩、周南覃(かったん)〕(くず)の覃(の)びて 中谷に施(うつ)る 維(こ)れたり

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】ばくばく

然としたさま。

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】ばくばく

はるかに遠いさま。

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【貉】ばくばく

しずか。

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