精選版 日本国語大辞典 「のんのん」の意味・読み・例文・類語 のんのん 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)① 深い川や大量の水がながれるさまを表わす語。※玉塵抄(1563)四「ふかい水は声ものんのんと流れておともせぬぞ」② 勢いのよいさまを表わす語。※思ひ出(1933)〈太宰治〉一「裏の空屋敷には色んな雑草がのんのんと繁ってゐたが」※大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山〉東海道の巻「あとはひっそりとして百匁蝋燭の炎がのんのんと立ちのぼる」 のんのん 〘名〙① =のの② ともしび、あかり、灯明、また、それらが明るく燃えることをいう、幼児語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報