なわばり制(読み)なわばりせい

世界大百科事典(旧版)内のなわばり制の言及

【社会】より

…単独行動者の社会では個体のなわばりが,集団間には集団のなわばりが認められる場合が多い。このように,ある空間の占有を自他ともに認めあうことによって,すみわけて共存する社会的機制をなわばり制territorialityという。しかし集団間にも優劣が認められることがあり,そのような場合には力に応じた空間的な広さによって均衡をとり,あるいは優位集団の接近を劣位集団が避けることによって衝突を避ける。…

※「なわばり制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android