なみなみ(読み)ナミナミ

デジタル大辞泉 「なみなみ」の意味・読み・例文・類語

なみ‐なみ

[副]酒や水などが容器にあふれるほどいっぱいにあるさま。「酒をなみなみ(と)つぐ」
[類語]たんとうんとたくさん一杯がっつりたっぷりごまんとわんさとふんだん十分しっかり思い切り思う存分夥しい多く数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜい大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさり十二分に豊富に腐るほどしこたまたんまり仰山ぎょうさん多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほどフル充足たっぷり満喫存分満杯満員満席満車満室満タン満点満幅飽和満ち足りるすべて全部全体全面

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なみなみ」の意味・読み・例文・類語

なみ‐なみ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 水や酒など液体入れ物いっぱいにあふれそうになるほど多量にあるさま。満々。なんなん。
※玉塵抄(1563)一「ただ大杯になみなみとうけてみたは池の如にその杯の中におよぎを打つ心をないて云たことなり」
人情本春色梅児誉美(1832‐33)初「そばにある燗徳利をとり、湯呑へなみなみとつぐ」
② ゆったりとしたさまを表わす語。
※梵燈庵主返答書(1417)上「一句をなみなみとしたてて、前句を捨つべきか」

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