なあ(読み)ナア

精選版 日本国語大辞典 「なあ」の意味・読み・例文・類語

なあ

感動〙 念を押したり、相手を誘ったり呼びかけたりする時に用いることば。な。
歌舞伎韓人漢文手管始唐人殺し)(1789)一「此以後いづれも様にナア、心入の為の御教訓」

なあ

〘間投助〙 (間投助詞「な」の変化した語) 文末に添えて、詠嘆の意を表わす。
俳諧・破邪顕正返答(1680)「この江山をへしるまいなあ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「なあ」の意味・読み・例文・類語

なあ[終助・間助]

《助詞「な」の音変化》
[終助]
終助詞3㋒」に同じ。「君に頼んでもいいかなあ
終助詞「3㋓」に同じ。「すばらしい景色だなあ
[間助]間投助詞「」に同じ。「明日はなあ、大事な試合なんだ」

なあ[感]

[感]呼びかけたり、同意を求めたり、念を押したりするときに発する語。な。「なあ、いいだろう」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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