どんど

精選版 日本国語大辞典 「どんど」の意味・読み・例文・類語

どん‐ど

〘副〙
① 水や風などが音をたてて流れたり吹いたりするさま、また、そのひびきを表わす語。どうどう。
四河入海(17C前)二三「地藾のをとがとんととする程に、あは大風、大雨かせんと思たれば」
大声で呼びたてる声、どなりたてる声を表わす語。
※玉塵抄(1563)二一「とんとと高う笑て」

どんど

〘名〙 (「とんど」とも) 小正月火祭。正月一四~一五日に門松、竹、注連縄(しめなわ)などを持ちよって火を燃やすこと。左義長。とんどう。どんどや。どんどやき。《季・新年》
※俳諧・炭俵(1694)上「御茶屋のみゆる宿の取つき〈利牛〉 ほやほやとどんどほこらす雲ちぎれ〈孤屋〉」

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デジタル大辞泉 「どんど」の意味・読み・例文・類語

どんど[名]

《「とんど」とも》正月15日に、門松・竹・注連縄しめなわなどを燃やす行事。どんど焼き。どんど祭。 新年》「黒こげの餅見失ふ―かな/犀星」→左義長さぎちょう

どん‐ど[副]

[副]
水が勢いよく流れる音や、そのさまを表す語。
「あの―といふは川ではないか」〈狂言記丼礑
どなりたてる声や、そのさまを表す語。
田舎者と見えて、なにやら―と申すほどに」〈狂言記・粟田口

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改訂新版 世界大百科事典 「どんど」の意味・わかりやすい解説

どんど

左義長(さぎちょう)

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百科事典マイペディア 「どんど」の意味・わかりやすい解説

どんど

左義長(さぎちょう)

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