どやくや(読み)ドヤクヤ

デジタル大辞泉 「どやくや」の意味・読み・例文・類語

どや‐くや

《「とやくや」「どやぐや」とも》騒がしいこと。混乱すること。どさくさ。
「今の―に、同道めがつかんで走った」〈浄・生玉心中

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どやくや」の意味・読み・例文・類語

どや‐くや

(「とやくや」「どやぐや」とも)
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 騒がしいさま、混乱するさまを表わす語。どさくさ。
※かた言(1650)五「どしゃくしゃ とやくやも、さはがしきかた歟」
[2] 〘名〙 騒がしいこと。また、混乱すること。どさくさ。
咄本・当世軽口咄揃(1679)四「やれ、此どやくやのまぎれに、何なり共ひらはん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android