精選版 日本国語大辞典 「ども」の意味・読み・例文・類語
ど‐も
〘接助〙 活用語の已然形を受ける。
(イ) 逆接の確定条件を表わす。けれども。
※竹取(9C末‐10C初)「音には聞けともいまだ見ぬ物なり」
※土左(935頃)承平五年一月一八日「このとまり、遠く見れども近く見れどもいとおもしろし」
(ハ) 単に上の事柄と下の事柄とを接続したもの。
※竹取(9C末‐10C初)「風吹き波はげしけれ共、神さへいただきに落ちかかるやうなるは」
ども
〘副〙 「どうも」の変化した語。
※夜話荘治(1782)二「火の手があがってはどもかなはぬ」
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