どぶどぶ(読み)ドブドブ

デジタル大辞泉 「どぶどぶ」の意味・読み・例文・類語

どぶ‐どぶ

[副]大量の液体が揺れ動く音や、そのさまを表す語。
雪解けの水が…―と漂っている」〈有島生れ出づる悩み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どぶどぶ」の意味・読み・例文・類語

どぶ‐どぶ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 液体が揺れ動いてたてる音、また、そのさまを表わす語。水のゆれる音や、酒をつぐ音などについていう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※虎明本狂言・丼礑(室町末‐近世初)「つぐ時に、どふどふと云てもる」
[2] 〘形動〙 水分を含み過ぎて、重く柔らかであるさま。ずぶずぶ。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「浮腫(むくみ)の来たやうなドブドブの体格を棕梠縄のやうな太い線で描き」

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