どじ

精選版 日本国語大辞典 「どじ」の意味・読み・例文・類語

どじ どぢ

〘名〙
① (形動) しなくてすむようなへまをするさま。のろま。へま。失敗。また、そのような人。→どじを踏む
人情本・閑情末摘花(1839‐41)五「また彼お滋といふ少女も、なんぼ郷在の芋掘りだと言ても、余まり鈍智(ドヂ)じゃアねへか」
② 人をののしっていう語。まぬけ。とんま。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉をかし「舞台にてひたと絶句したる小俳優ありけり。上優叱って曰く、鈍漢(ドジ)けふは五十三日目なるぞ」

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デジタル大辞泉 「どじ」の意味・読み・例文・類語

どじ〔どぢ〕

[名・形動]《歴史的仮名遣いは、通常「どぢ」とするが、語源不明》間の抜けた失敗をすること。また、そのさま。へま。「どじなまねをする」「どじな奴」
[類語]ぽかへま失敗失策過失過誤失態不覚粗相しくじり間違いミスエラー

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