どうにか(読み)ドウニカ

デジタル大辞泉 「どうにか」の意味・読み・例文・類語

どう‐にか

[副](スル)
まがりなりにも。なんとか。「論文どうにか形にしようとがんばる」
かろうじて。やっとのことで。「どうにか助かった」
[類語]えんやらやっとやっとのことでどうにかこうにかやっとようやくようようようやっと何とかかろうじてからくも危うくすんでのところでやっとこさ間一髪どうかこうかかつがつどうやらこうやら曲がりなりにも危なくすんでのことあわや九死に一生を得るすれすれまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないまだしもまだいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

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精選版 日本国語大辞典 「どうにか」の意味・読み・例文・類語

どう‐にか

〘副〙 (副詞「どう」に助詞「に」「か」が付いてできたもの) 行為状態が、理想的な姿でないながらも、まがりなりに成り立つことを示す。何とか。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇「どうにか片付なくてはならん位も承知して居る」

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