つも

精選版 日本国語大辞典 「つも」の意味・読み・例文・類語

つ‐も

[1] (完了の助動詞「つ」の終止形感動助詞「も」の付いたもの) …たことよ。…てしまったことよ。
万葉(8C後)一七・四〇一三「二上彼面此面(をてもこのも)に網さして吾が待つ鷹を夢(いめ)に告げ追母(ツモ)
[2] 〘接助〙 (「つつも」の変化したもの。また、(一)からともいう) …しながら。動詞の連用形に付いて、その動作をしながら、あわせて次に示される動作をもすることを表わす。
※読本・雨月物語(1776)白峯「須磨明石の浦ふく風を身にしめつも、行行讚岐の真尾坂(みをざか)の林といふにしばらく笻(つゑ)を植(とど)む」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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