つまようじ

世界大百科事典(旧版)内のつまようじの言及

【河内長野[市]】より

…丘陵部にはミカン,ナシなどが栽培され,山地部はかつて薪炭,高野豆腐の産地として有名であった。明治半ばに農家の副業として始まった高向のつまようじは全国生産の約90%を占め,特産地として知られる。近年は木材,家具工業のほか金属,機械部品工業も盛んになってきた。…

【ようじ(楊枝∥楊子)】より

…歯を掃除する用具。現在,一般に〈ようじ〉の名で呼ばれているのは〈つま(爪)ようじ〉くらいのものであるが,かつて歯ブラシのことをも〈ようじ〉と呼ぶことが多かったのは,以前,歯を掃除するのに広くようじが用いられたことを物語っている。ようじを用いて歯を掃除する習俗は早くインドに起こったもので,これをサンスクリットで〈憚哆家瑟詫〉と呼んだが,この語は直訳すると〈歯木〉という意味であった(《南海寄帰内法伝》)。…

※「つまようじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」