つけぼくろ

世界大百科事典(旧版)内のつけぼくろの言及

【化粧】より

…イタリアで発達した紅,白粉,まゆ墨,アイラインを使う化粧法をフランスに伝えたのは,アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスであり,イギリスに伝えたのはエリザベス1世であった。16世紀にベネチアで始まったつけぼくろはパリに伝えられて流行し,フランスではムーシュmouche(蠅),イギリスではパッチpatch(つぎはぎ)とよばれた。白粉や紅は濃厚になり,男性も華美な服を着て化粧をするようになった。…

【黒子】より

…臍にほくろがある女は貴子を産むという日本の人相学の説に対し,インドの性典《アナンガランガ(愛壇)》は,左の乳,咽喉,および耳にある少女は瑞兆のある男子を産んで家族が繁栄すると述べている。 17世紀から18世紀にかけて,ヨーロッパにつけぼくろが大流行したことがある。イギリスではエリザベス1世(在位1558‐1603)の時代すでに男子の間にみられ,17世紀には男女ともこれを楽しんだ。…

※「つけぼくろ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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