だものを

精選版 日本国語大辞典 「だものを」の意味・読み・例文・類語

だ‐ものを

連語〙 (断定助動詞「だ」に名詞「もの」と間投助詞「を」が付いてできたもの) 理由を表わす。…だから。
(イ) 体言に直接付く場合。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「是だものを、いくぢはございましねへ」
(ロ) 活用語連体形に「の(ん)」を添えた形に付く場合。
人情本いろは文庫(1836‐72)一〇「此身(おいら)でさへ行度(いきたく)ないのだものを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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