だのに(読み)ダノニ

デジタル大辞泉 「だのに」の意味・読み・例文・類語

だ‐のに[接]

[接]前述事柄を受けて、それと相反する内容を導く。なのに。それなのに。「待っていた。だのに、とうとう来なかった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だのに」の意味・読み・例文・類語

だ‐のに

接続〙 (助動詞「だ」に助詞「のに」が付いて自立語化したもの) 先行の事柄に対し、それに反した、あるいはそこからは予期されない結果などを述べる時に用いる。なのに。そうであるのに。それだのに。それなのに。
※桐畑(1920)〈里見弴〉ワキ「私が天才でも非凡人でもないことは、それはよく承知してゐた。だのに図らず岩本邂逅(めぐりあ)ってからの四日間といふもの〈略〉自分をえらいものにして了(しま)った」

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