ぞっくり(読み)ゾックリ

デジタル大辞泉 「ぞっくり」の意味・読み・例文・類語

ぞっくり

[副]残らず、全部。すっかり。そっくり。
「根から―髪を切られた女の噂」〈秋声仮装人物

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精選版 日本国語大辞典 「ぞっくり」の意味・読み・例文・類語

ぞっくり

〘副〙
① (「と」を伴って用いることもある) あます所のないさまを表わす語。残らず。そっくり。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「白むくをぞっくりぬいで蚊やへ入」
② 不快であるさま、いい気持がしないさまを表わす語。
※すし通(1930)〈永瀬牙之輔〉二二「年取ったおやぢはまた指を〈略〉しはくちゃにして握ってゐるのだから、これまたぞっくりせざるを得ない」

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