精選版 日本国語大辞典 「そ・ソ」の意味・読み・例文・類語
そ【そ・ソ】
〘名〙 五十音図の第三行第五段(サ行オ段)に置かれ、五十音順で第十五位のかな。いろは順では第十八位で「れ」のあと「つ」の前に位置する。現代標準語の発音では、舌端と上の歯茎との間付近で調音される無声摩擦音 s と母音 o との結合した音節 so にあたり、これを清音の「そ」という。これに対して、「そ」に濁点をつけた「ぞ」は、s に対応する有声摩擦音 z の結合した音節 zo にあたるが、z は普通、摩擦をはじめる前に歯茎に舌端が触れて破裂音を伴い、有声破擦音 dzo になる。ただし、音韻としては、zo と dzo とが区別されることはない。「そ」の字形は「曾」の草体から出たもの、「ソ」の字形も「曾」の初二画をとったものである。ローマ字では、「そ」に so、「ぞ」に zo をあてる。
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