それでも地球は動く(読み)それでもちきゅうはうごく

故事成語を知る辞典 「それでも地球は動く」の解説

それでも地球は動く

科学的な真実はどんなことがあってもゆるがない、ということを示すことば。

[由来] 一六~一七世紀のイタリアの科学者、ガリレオ・ガリレイがつぶやいたとされることば。一八世紀にジュゼッペ・パレッティが書いた「イタリアの図書館」という書物によれば、宗教裁判地動説を放棄すると述べて自由の身となったガリレオは、天を見上げ地を見下ろし、足を踏み鳴らしながら考え込んで「それでも地球は動く」と述べた、とされています。これは歴史的な事実ではないだろうと考えられていますが、このエピソードそのものは、ガリレオの死後、間もないうちから広く話題になっていたようです。

〔異形〕それでも地球は回る。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「それでも地球は動く」の解説

それでも地球は動く
それでもちきゅうはうごく

イタリアの科学者ガリレイの言葉
地動説を唱えて宗教裁判にかけられ,自説を撤回して赦免された彼が,退出しながら言ったと伝えられる。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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