そつ(読み)ソツ

デジタル大辞泉 「そつ」の意味・読み・例文・類語

そつ

手抜かり手落ち。「そつのない答え」
むだ。むだな費用
「―ガ出ル」〈和英語林集成
[類語]鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚無責任無神経不用意不注意無意識的散漫抜かり手落ち手抜かり手抜き遺漏疎漏抜かるうっかりうかうかノーマーク無意識ゆくりなく知らず知らず思わず知らず思いがけず思いも寄らない思わず覚えずひょっと我知らず我にもなくついついつい不覚不意ふと図らず図らずも何気なしうかうかうかと予想外意想外ひょんな潜在意識無意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そつ」の意味・読み・例文・類語

そつ

〘名〙
① (形動) 物事をするのに必要な点を忘れたりして満足にできないさま。ておち。てぬかり。
言継卿記‐大永八年(1528)正月一九日至二一日紙背(女房消息)「くちがかうそつなる人にて候」
談義本・教訓雑長持(1752)四「親仁様のいわしゃる所に、少もそつは御座らぬ」
② むだ。無用の費用。
咄本醒睡笑(1628)二「杵(きね)の上げ下げそつになるまい」

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