そうかと思(読み)そうかとおもうと

精選版 日本国語大辞典 「そうかと思」の意味・読み・例文・類語

そうかと‐おもうと さうかとおもふと【そうかと思】

連語〙 前のことばを受け、やや逆接的意味で用いられる。他方では。そうかとおもえば。
※落語・樟脳玉(1890)〈二代目古今亭今輔〉「之では洒落にも何にも成りません。然(サウ)かと思ふと、オッコチだのと、之も使ひ用(て)に寄ります」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「坊主とか自称するものはいつ見ても頭を青くして居る。〈略〉さうかと思ふと櫛とか称する〈略〉道具を用ひて頭の毛を左右に等分して嬉しがってるのもある」

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