ずばり(読み)ズバリ

デジタル大辞泉 「ずばり」の意味・読み・例文・類語

ずばり

[副]
刀などで勢いよく切るさま。「魚の頭をずばり(と)切り落とす」
物事核心を正確に、または単刀直入に指摘するさま。「相手の考えをずばり(と)言い当てる」
[類語]ざっくばらん開けっ広げ開けっ放し明け透け単刀直入直截ちょくせつ率直開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬ直接的ちょくじかじか直接じきじきストレートダイレクトぽんぽん口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ずばり」の意味・読み・例文・類語

ずばり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① ためらわないで勢いよく、一度に断ち切るさまを表わす語。
面白半分(1917)〈宮武外骨土佐の犬神遣ひ「剣を上段に持構へて居やうとは、ズバリ音して犬の首はコロコロと前へ転がる」
② 物事の急所、核心などを、するどく、正確に衝(つ)くさまを表わす語。
※彼岸過迄(1912)〈夏目漱石報告「思い切った自分の腹をずばりと云って見たいと考へてゐたが」

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