ずし

精選版 日本国語大辞典 「ずし」の意味・読み・例文・類語

ずし【途子・図子・辻子】

〘名〙 (歴史的かなづかい未詳)
中世近世都市において、大路と大路を連絡する小路をいう。こみち。また、その道を中心とした地域、町。〔名語記(1275)〕
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)六「此所辻子(ヅシ)へふたりをつれてゆく」
② 都市において、十字街頭をいう辻(つじ)のこと。
長秋記‐天永四年(1113)八月一一日「自二条支辻子北行、自中御門末西行」
③ 近世都市において人家の密集する一画をいう町のこと。〔雍州府志(1684)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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