ずしずし

精選版 日本国語大辞典 「ずしずし」の意味・読み・例文・類語

ずし‐ずし

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある。「づしづし」とも表記) 重いものが、地響きをたてて動く音を表わす語。また、雪の上などを歩く足の音を表わす語。
咄本・座笑産(1773)はんごん香「墓の前にて焚(たき)ければ、墓づしづしづしづしとうごく」
※橇(1927)〈黒島伝治〉六「表面だけ固ってゐる雪が、人の重みでくづれ、靴がづしづしめりこんだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ずしずし」の意味・読み・例文・類語

ずし‐ずし

[副]からだの重いものが歩くときなどの、重く響く音。また、そのさま。ずしりずしり。ずしんずしん。「力士ずしずし(と)土俵に上がる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android