じじ

精選版 日本国語大辞典 「じじ」の意味・読み・例文・類語

じじ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 鼠や虫などの鳴き声を表わす語。
御伽草子・猫の草紙(江戸初)「じじといへば聞耳たつる猫殿の眼(まなこ)うちの光恐ろし」
② 物が焼けるかすかな音を表わす語。
※不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中「桃色の蓋(かさ)かけしランプ(ジジ)と燃えつつ」

じじ

〘名〙 鼻汁をいう幼児語
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「コリャここへこい、ぢぢかんでやろ。ヱヱきたない洟(はなたれ)では有ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「じじ」の読み・字形・画数・意味

】じじ

毛の多いさま。

字通」の項目を見る

】じじ

茂るさま。

字通「」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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